檸檬
 

 




平成二十九年 五月五日 昼から cafe we(浅草)

縁あって一ヶ月半ほど、このようにカフェで展示をさせて頂きました。
物販ということだったので、売れれば互いに良かったのだけど、やはりそうはなりませんでした。


ともあれこの機会に かるた会をする気になりました。
この際、だれにも迷惑をかけるつもりはないので、私が勝手にかるた会だと思っているだけなのです。
事実、かるた会用のカードをめくった訳ですから、私にとっては かるた会です。
また面倒なことですが、私自身このことについて、どうでもいいような気が芽生えています。
私が自分で産み作ってしまった流れに、しばし自分自身が流されています。
未だに後悔より、責任のほうが重いわけですから、、、
もちろん本だけのせいではないのですが、私は人生に重荷を感じています。
寧ろ、「本」は所詮物の重荷なので、保管している重量の域を出ないでしょう。
概ねは生活を営む人間として、です。

とまあ、、このように、思い悩むこともありまして、今回は初めて自分も一枚引いてみようと
思うようになりました。

今日は前から、お話する予定だった人と、、楽しかったですね。
カードは自分だけの行為ではないので、作為ではない筈ですが、、、少し自分を抑えながら、、、
彼もめくりつつ、わりと自然にそのような流れになったわけです。

このカードか。と少し虚を突かれる気分ではありましたが、
やはり当たってしまうのだな。と、妙に納得してしまいました。
しかしながら、電車中で本文中の該当章を読んでみると、今の自分にはあまり面白いと思えなくなっていました。
恥ずかしいくらいです。

ここに載せている一切も、見返すには痛く恥ずかしいものなのです。
今ここは責任の流れの中にあります。

と格好つけたつもりになっても、これは惰性です。
贅沢な希望を言えば、、、もっと良い惰性を作りたいものです。

最後になりますが、一枚しか現場の写真を撮っておらず、伝わりずらいと思いますが、
「we」はロケーションを含め非常に綺麗で素敵なcafeで、気持ちよく過ごせたことを書き残しておきます。